【iPhone6 Plus/iPhone6】もう時代遅れ?|仕様・特徴
iPhoneは「最新モデル」が発表されるたびに、目覚ましい性能の向上を遂げてきました。最新モデルは、従来品よりも性能が良くなっていることがほとんどです。
発売されたものがたったの数年で「旧機種」と呼ばれて見向きもされなくなってしまうのは、現代のデジタル製品ならではの現象かもしれません。
ですが、ちょっと待ってください! 旧モデル機種にも、最新モデル機種にはない魅力があるんです。
2014年発売の旧モデル機種「iPhone6 Plus/iPhone6」の仕様・特徴とともに、メリット・デメリットをお伝えいたします。
iPhone6 Plus/iPhone6:主な仕様

機種名 | iPhone6 Plus | iPhone6 |
カラーバリエーション | スペースグレイ・シルバー・ゴールド | スペースグレイ・シルバー・ゴールド |
ディスプレイ | 5.5インチ Retina HDディスプレイ | 4.7インチ Retina HDディスプレイ |
カメラ |
・シングル8MPカメラ(広角) ・FaceTime HD 30fpsの720p HDビデオが撮れる1.2MPカメラ |
・シングル8MPカメラ(広角) ・FaceTime HD 30fpsの720p HDビデオが撮れる1.2MPカメラ |
認証 | Touch ID | Touch ID |
チップ | A8チップ | A8チップ |
バッテリー | ワイヤレス充電非対応・高速充電非対応 | ワイヤレス充電非対応・高速充電非対応 |
その他 | 耐水性能なし | 耐水性能なし |
メリット
iPhone6 Plus iPhone6には、下記のようなメリットがあります。
●ホームボタンがある
●同じクラスのサイズの他機種に比べて軽い
●オーディオ再生の最大時間が他機種よりも長め
●安く購入できる場合がある
■ホームボタンがある
ホームボタンを使った操作に慣れている方には、嬉しいポイントではないでしょうか。
iPhone6 Plus iPhone6は「ホームボタン」を使うことができます。
スマートフォンの大画面化に伴い新機種ではホームボタンがない機種も登場しており、ホームボタンに慣れ親しんだユーザーの中には「操作方法の違いに戸惑う」という人もいらっしゃいます。
ホームボタンがあると、アプリを使用中にちょっとホーム画面を出したい時・使用中のアプリを切り替えたい時などに便利です!
■同じサイズ級の他機種に比べて軽い
電車の中で長い時間、片手でiPhoneを持って過ごしているなど、手首に負担が掛かってしまうことでお悩みではありませんか?
「少しでも軽い機種がいい!」という方もいらっしゃるでしょう。
iPhone6 Plus iPhone6は比較的軽い機種です。わずかな重量差でも、手首の負担が毎日積み重っていくことを考えると、軽い方が嬉しいですよね。
■オーディオ再生の最大時間が他機種よりも長め
iPhone6 Plus・iPhone6は、他の機種に比べて「オーディオ再生」の最大時間が長いようです(iPhone6sシリーズとは同値です)。
ただし、オーディオ再生時間で勝っている一方で、ビデオ再生の最大時間では他機種に負けてしまっています。
そしてiPhone6 Plus・iPhone6の音質は「ステレオ」ではありません。
「音質は二の次で、できるだけ長い時間オーディオを再生したい」など、目的を絞って利用する方にはメリットといえるのではないでしょうか。
■安く購入できることがある
続々と登場する新機種に押され、iPhone6 Plus iPhone6の市場価格が大幅に値下がりしているようです。
試しに楽天市場の価格を調べてみましたが、新品でも4万円以下(※)となっていました。中古品であれば更に低い価格で取引されています。
「性能が低い」などのデメリットを受け入れる必要はありますが、購入コストをかなり低く抑えることができるのは大きな魅力といえるでしょう。
※ 価格情報は、記事作成時の楽天市場価格です。
デメリット
iPhone6 Plus iPhone6には、下記のようなデメリットがあります。
・最新機種に比べると、性能が段違いで見劣りする
・カメラが飛び出したデザイン
・オーディオ再生が「ステレオ」ではない
・決済システム「Felica」に対応していない
・耐水性能がない
・Appleストア・キャリアでの販売が共に終了している
・サポートが終了している
■最新機種よりも性能は数段劣る
たいていの機能において、iPhone6 Plus iPhone6は最新機種の性能に比べると劣ってしまいます。
性能を表にして見比べると、「機能が数段古い」ことと「できることが限られている」ことが一目でわかります。
新機種の性能の良さは技術の進化で「できること」が次々と増えた結果ですが、iPhone6シリーズが時代から取り残されてしまった印象を受けてしまうかもしれません。
■カメラが飛び出たデザイン
ボディからややカメラ部分が盛り上がったデザインです。
iPhone本体を机に置いた時などに斜めになってしまい、気になってしまうかも知れません。
■オーディオ再生が「ステレオ」ではない/span>
今ではステレオサウンドのオーディオ性能を備えた機種が珍しくありませんが、iPhone6 Plus iPhone6はステレオ非対応です。
音質にこだわりのある方にとってはデメリットでしょう。
■Felicaに対応していない/span>
キャッシュレス化が進む現在において、街頭で「ピッ」とスマートフォンによる支払いができないのは痛手となるかもしれません。
iPhone6 Plus iPhone6の機能では、Web上では決済ができますが、最新機種のようにFelicaが搭載されていないのでおサイフ代わりにはなりません。
■耐水性能がない
精密機械のiPhoneにとって「水」は天敵です。
iPhone6 Plus iPhone6には、それ以降の機種が備えているような耐水性能がありません。
水分によるトラブルのリスクは、耐水性能を持った他の機種よりも多いといえるでしょう。
■Appleストア・キャリアでの販売終了
iPhone6 Plus iPhone6は、Appleストア・キャリア各店での取り扱いが終了しています。
新たに購入したい場合は、個人店や中古店で製品を探す必要があります。
■サポートが終了している
iPhone6 Plus iPhone6はメーカーによるサポートが終了しています。
最新iOSへのアップデート(更新)などができませんので注意が必要です。
また、メーカーのサポートが終了しているだけではなく、アプリの互換性にも注意しなくてはいけません。
iOSがバージョンアップできないので、旧バージョンのiOSとの互換性の無くなったアプリがどんどん使えなくなっていくのです。
もう時代遅れなの?
情報を眺めると、メリットよりもデメリットが目立ちますね。
最新機種に比べて性能が見劣りすることや、Apple公式のサポートが終了していることは大きなデメリットといえるでしょう。
発売当初は「最新」であったことを思うと、寂しい気もします……。
しかしiPhone6シリーズ単体で性能を見る場合、必ずしも「使い道がない」わけではありません。
たとえば、下記のような使い方をすることもできます。
・プリインストールのアプリを中心に使用する ・電話として使う ・カメラとして使う ・ボイスレコーダーとして使う ・メモ帳として使う ・スケジュール帳として使う など
確かに、最新機種にはおよばない、時代の進化からは取り残されつつある機種かもしれません。iOSのバージョンを更新できないことからも、新しいアプリなどのインストール・使用には不向きです。
ですが、「カメラ」や「電話」としての性能はまだまだ十分健在なのです。
iPhone6 Plus/iPhone6:主な特徴
ホームボタンが使える
ホームボタンの無い機種のiPhoneが増えましたが、iPhone6 Plus iPhone6にはホームボタンがついています。
無ければ無いで代わりの操作を覚えるだけ……とはいえ、ホームボタンがついている方が便利な時もありますよね。
カメラの性能が良い
iPhone6 Plus iPhone6のディスプレイの大きさは、大きすぎず小さすぎない、ちょうど扱いやすいサイズです。
現在、スマートフォンはほぼ大画面化が主流であり、6インチ級のディスプレイも少なくありません。
そんな中で、iPhone6 Plusは「5.5インチ」、iPhone6は「4.7インチ」とディスプレイが比較的コンパクトです。
iPhoneのディスプレイの大きさは、操作性にも影響してきます。
大画面だと、片手で操作しようとした場合、画面の隅から隅まで指が届きにくいのです。反対に、小さすぎると画面に表示された情報が見にくく、誤タップも増えて操作しづらくなります。
操作しやすい、ちょうど良いサイズのディスプレイを持っているのは嬉しいですね。
操作性が良い
最新機種に搭載されているチップよりは性能が落ちますが、iPhone6シリーズに搭載のA8チップは発売当時、画期的な操作性の良さを誇っていました。
ただし、いったん新しい機種に慣れてしまってからでは、どうしても「処理速度が遅い」と感じてしまうでしょう。
電池の「持ち」が良い
発売当時、iPhone6 Plus iPhone6は「従来の機種よりも電池の持ちが良い」ことがウリのひとつでした。
現在でも、オーディオ再生の最大時間は最新機種に引けを取らない数値です。
バッテリーも新機種が開発されるたびに性能が向上しています。旧モデルであるiPhone6 Plus iPhone6の電池の「持ち」も当時の水準としては高いですが、やはり最新機種にはどうしても負けてしまいます。
テザリング機能が使える
Wi-Fiの使えない屋外などでパソコンをインターネットに繋ぎたい時などに便利なのが「テザリング」機能です。
iPhone6 Plus iPhone6ではこの便利なテザリングを使うことができます。モバイルルーターを持ち歩かなくても良いのは嬉しいですね!
※ テザリング中は通信料が掛かりますのでご注意下さい。
詳しくは端末の取扱説明書・ご契約の通信事業者にお問い合わせ下さい。
iPhone6 Plus/iPhone6:不具合・故障
iPhoneは精密機械であるため、ふとした時に不具合や故障が発生するリスクがあります。
iPhone6 Plus iPhone6の不具合・故障の事例についてもご紹介します。
不具合
iPhone6 Plusでは、過去に初期不良でカメラの不具合があったようです。
・2014~2015年1月に販売された端末で発生
・iSightカメラ(メインカメラ)が故障
不具合が発生した2015年当時は、Appleによって対象機の部品交換を無料で行うという対応が取られました。
中古品などでは、当時のカメラ不具合を持った端末が残っている可能性もありますのでご注意下さいね。
画面割れトラブル
iPhoneで最も発生しやすい故障が、画面が割れるトラブルです。
落下や、強くぶつけるなど、強い衝撃がiPhoneに加わってしまうと「画面が割れる」といった故障に繋がりやすいのです。
「画面が割れたけど、動作には問題が無いから……」と使い続けた場合、本体内部に汗などの水分が侵入してしまう可能性があります。
画面が割れてしまった時は、早めの修理をおすすめします。
水による故障
画面割れと同じく発生しやすいのが、「水」による故障です。
お風呂やトイレにiPhoneを落としてしまったり、雨に濡れてしまったりして「水没」すると、iPhone内部から故障してしまう可能性があるのです。
データが消えてしまうケースもあります。
早期の対応でデータが助かることもありますので、冷静に対応し、お早めに修理店にご相談下さい。
iPhone6 Plus iPhone6には耐水性能がありませんので、特にご注意下さいね!
iPhone6 Plus/iPhone6:故障の際に確認すること
不具合や故障はいきなり起きてしまう物です。
では故障してしまった場合、まず何をすればいいのか?何ができるのか?
高価なiPhoneですので、万が一の故障の時の為にもいくつか確認しておく必要がある事をご紹介させていただきます!
シリアル番号で確認
「iPhone6 Plus/iPhone6」を購入すると必ず保証書が貰え、メーカー保証が1年間有効です。
保証書の期限をみれば、iPhoneの製品保証期間内かを知ることができます。
ですが、「どこにしまったかわからない」「なくしてしまった」という方もいると思いますが、安心してください。
そんな時でも大丈夫です!「iPhone6 Plus/iPhone6」の本体には実は、シリアル番号があるので、これを見る事で保証期間内であるのかの確認が行えます。
AppleCare+ for iPhoneの確認
「iPhone6 Plus/iPhone6」も、メーカー保証の1年間とは別に、[AppleCare+ for iPhone]に加入することができます。
加入しているかたは、期限内なのか確認する必要があります。
加入されていない方は万が一、壊れてしまった時の代償が大きい為加入しておくのもいいかもしれません。
保証サービス未加入の方
AppleCareや他の保証サービス未加入の方、万が一故障や不具合があった場合『修理が高い!』などと安易に新機種乗り換えではなく、一度当店【ダイワンテレコム池袋店】にお問い合わせください。
きっと何かお手伝いが出来る事があるかと思います。
まとめ
【メリット】
・市場価格が安くなっており、安価で購入できることがある など
【デメリット】
・最新機種に比べると性能が低く、機能が少ない
・サポートが終了しており、iOSがアップデートできない など
「iPhone6 Plus」と「iPhone6」は、新機種の登場により販売・サポートが終了してしまい、現在では性能も数段見劣りしてしまいます。
しかし、「プリインストールのアプリだけを使う」など、使い方次第ではまだまだ購入のメリットが残っている機種です。安い旧機種をお探しの場合は、デメリットもよく踏まえた上で、iPhone6シリーズもご検討下さい!